ヤツデという植物は別名、天狗の団扇と呼ばれているのをご存知だろうか?掌状に7~11枚の大きな葉がなる植物で、大きい葉っぱに魔物を祓う力があると考えられ、この別名がついたのだそうだ。
7~11枚でしかも葉の数が奇数の場合が多いこのヤツデだが、ではどうして「ヤツデ(八手)」などという名前がついているかというと、八は、数が多いという意味で使われることが多く、これも葉の数が多いからというところから、このような名前がついたのだそうだ。天狗が神様だと祭られているところでは、天狗の団扇の葉は9枚のことが多いらしい。
もう一つの疑問が、このヤツデがどうして天狗の団扇になったのかということだ。
天狗は日本各地でさまざまな言い伝えがあり、ある土地では神様として祭られ、ある土地では妖怪だと恐れられていた。しかしどうして天狗が団扇代わりにヤツデを持っていたかという理由については残念ながらわからなかった。
しかし最初のほうで書いたように、魔物を祓う力があったとされるヤツデを天狗が団扇代わりに手に持っているということは、天狗は魔物ではないのだろうか?それも各地の言い伝えにより異なると思うので一概にそうとは言い切れないのだが。